星の写真を撮ろう!

星雲や惑星などの写真を撮るのは、望遠鏡につなげて撮影する必要があるため、ちょっと難しいのですが、星野写真であれば手持ちのカメラ+αの備品で撮影することが可能です。
カメラを趣味にしている方なら、三脚やレリーズもお持ちのことだと思います。
気軽にチャレンジしてみてください!
天体写真を撮るために準備するもの
カメラ
デジタルでも銀塩カメラでもいいのですが、シャッタースピードに「B(バルブ)」があるものを用意します。
安価なデジカメにはないかもしれません。いわゆるデジタル一眼レフであれば、ほぼ間違いなく付いていると思います。

三脚
カメラを固定させるのに必要です。細い脚の三脚は風が吹いたりしたら倒れることもあるので、できればしっかりしたものを選んでください。

レリーズ
シャッターを押す際、ぶれないこともそうですが、長時間シャッターをあけておく必要があるのでレリーズを使ってシャッターをコントロールします。

フィルム・記録メディア
銀塩カメラで撮影する際使用するフィルムは、高感度フィルム(ISO400〜ISO1600)を使います。
デジタルカメラも記録メディア(コンパクトフラッシュなど)をお忘れなく。

カイロ
冬場の撮影にはレンズが曇ったりするので、必要です。レンズまわりにまきつけて使っています。
星の写真を撮る手順
天体写真を撮る|カメラ
1.カメラに三脚とレリーズをとりつける

星の明るさは写真を撮るには暗いため、長時間シャッターをあけておく必要があります。
そのため、カメラは三脚に固定して被写体に向けてから撮影します。
絞り、距離をあわせる | 天体写真を撮る
2.レンズの距離・絞りを調整する

絞りを開放(数値が少ない方。この写真の場合は2)、距離を無限大(∞)に合わせます。
デジカメの場合、ピントがあわせにくいので、一度試し撮りをしてピントが合っている確認してから撮影しましょう。
シャッタースピード | 天体写真を撮る
3.シャッタースピードをバルブ(B)に合わせる

シャッタースピードは「B(バルブ)」にあわせてください。
一眼デジカメでもシャッタースピードを遅くしていくと最後に「BULB」が表示されます。
レリーズ | 天体写真を撮る
4.レリーズを使ってシャッターを切る

レリーズを使ってシャッターを切ります。30秒間でシャッター切ると星が「点」に写ります。それ以上、シャッターをあけたままにしておくと、星が軌跡として写ります。
北極星まわりの星とそれ以外の星とでは写り方が違いますので、ぜひお試しください。
◆実際に撮影した写真はコチラからご覧ください◆
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